後徳大寺大臣の、寝殿に、鳶ゐさせじとて縄を張られたりけるを、 西行が見て、「鳶のゐたらんは、何かは苦しかるべき。この殿の御心さばかりにこそ」とて、 その後は参らざりけると聞き侍るに、 綾小路宮の、おはします小坂殿の棟に、いつぞや縄を引かれたり…
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