地下鉄一岡線迷走神経午前10時

ハロヲタのための24のガヴォット第10番嬰ヘ短調 迷走神経午前10時


 あこがれ

1972年に発売された井上陽水の1stアルバム 
断絶 のA面の1曲目に収録されていたのがこの曲です。


♪さみしい時は 男がわかる
 笑顔で隠す 男の涙
 男はひとり 旅するものだ
 荒野をめざし 旅するものだ


なんとセンター試験(国語)にも出題されたことがあります。

ヒステリーな人だと 男女差別 だとか
固定観念 だとか騒ぎかねないけど
まだ日本国民の多くは おそらく持ってるであろう価値観を
シンプルな曲に乗せて歌っていてますし
バックのギターの音も驚くほどきれいです。
どちらかといえば保守的な 男性観 女性観なのですが
広い世代に支持されるのは案外こんなところかも



♪正義のために 闘う男
 無口でいつも 微笑む女
 これが男と女なら
 私もつい あこがれてしまう


井上陽水は1969年にCBSソニーから
アンドレカンドレ という名前で
3枚のシングルを出していますが売れませんでした。
ポリドールに移籍して多賀プロデューサーと仕事をしたことが
彼の持ち味を引き出したことと
時代が彼に追いついたのと両方がブレイクの要因になったのでしょう
このアルバムはJ-POPの歴史に残る傑作です。