ハロプロ三国志・呉書(第7回)
歴史というものは勝者が書くものである。
敗者は歴史を書くことができない。
だからまず戦争は勝たないといけない
勝てば官軍 である
勝つためには強くないといけない
弱肉強食 である
モーニング帝國初代皇帝中澤裕子は
たび重なる戦いの中でこの真理を学んだ
戦いに勝つための優秀な武官
歴史を書くための優秀な文官
歴史の中で英雄となるためにはその2つが必要だ
すでに武官はガブリエルの真髄の継承者真希を得た
モーニング帝國は彩の乱をきっかけに
赤呉 青魏 黄蜀 の三国抗争の時代になっていた。
ガブリエルの真髄を継承する真希
ココナッツ王国の猛将ダニエル
国際的に有名な武芸の達人美帆
赤呉は武勇の人材は揃っているが軍師や文官が人材不足だった
武官は天下一武道会のようなことをすれば向こうから来るが
文官はみずから三顧の礼で迎えねばならない
裕子は 賢者の村を訪ねた
しかし大人の賢者はほとんど他の勢力に召しだされていた
裕子の目にとまったのは体こそ大きいがまだ10歳の茉麻だった
茉麻:私はまだ10歳 とてもそのような大任はつとまりません
裕子:心配ない 軍師に年齢性別の制限はない
学べばよい 歳だけ重ねた大人よりよほど有望だ
裕子の直感は正しかった
茉麻は1つのことを覚えるのに86ピコセカンドしかかからなかった。
この速度は 青魏の矢口や黄蜀のアヤカを上回っていた。