地下鉄一岡線迷走神経午前10時

ハロヲタのための24のガヴォット第10番嬰ヘ短調 迷走神経午前10時


 さよならへの招待


♪素晴らしかったわ あなたのすべて
 愛を手を取って教えてくれた
 水に帆を映す 小船のように
 やすらぎにいつも包まれてきた
 ありがとうがこんなにも素直に言える
 女の子になれたのも あなたのおかげ

井上望の1stアルバム”プライベートタイム”の
B面の5曲目(つまり最後)に収録されていた

さっきたまたま
http://d.hatena.ne.jp/takarisako/20070106
で懐かしい名前を目にしたので
久しぶりにこのアルバムを聴いてみたけど名曲揃い
そして10曲中7曲が短調 というのが70年代らしい
翌年に出た松田聖子の”SQUALL”は長調の曲が多いのと好対照
歌詞の内容も70年代ふうの 待っている女 涙で耐える女 である
山口百恵の初期の路線に近い)
ルックス 声 楽曲   すべてがストライクゾーンだったが
さほど注目されずにいつのまにか時代の狭間に消えてしまった
翌年の松田聖子のブレイクを考えるとタイミングって大きいんですね
そして 待っている女 が時代遅れになり
強引につかみとる女 が主役の80年代に時代は動いていく
元祖70年代アイドルともいえる山口百恵も21歳で引退し
80年には松田聖子が18歳でデビュー(案外この2人歳は近いんです)
さらに82年には中森明菜がデビュー
アイドルポップスの黄金時代になっていくのだが
やすらぎに包まれていた70年代のアイドルたちにありがとうを言いましょう